彫刻の森は、昭和60年から5ヵ年計画で、創造性を大切に、自然環境を生かした墓地公園作りの一環として、また、地域のシンボルとして、住民が愛着を持ちうる環境の実現をめざして、広さ6,000平方メートルに作品を配置しております。
 四季折々にその表情を変える作品群をお楽しみください。

作品名         1985 白御影石        
              H2,000×W2,000×L200m/m   
 
作 者   渡辺 隆根  (WATANABE  TAKANE)

作者のことば

  「間」はできる限り奥行きを少なくした平面的な彫刻の実験です。数個の穴をあけることでもう一つの次元を表そうとしています。等間隔にして穴の空間以外の意味を極力おさえ、両面から削り取ったような穴の形体は表と裏の突然で自然な繋がりを意図しました。数年試みたまるみのある作品の最後のものとして私自身は気に入っています

作品名  未知の意思     1985 白御影石         
              H1,500×W3,000×500m/m  

作 者   菊地 伸治 (KIKUCHI  SHINJI)

作者のことば 

  世界(宇宙)の始まりや異次元空間、神の領域は?と、はるかな時空に思いを馳せる。ビッグ・バンの前はなんだったのか?カオス(混沌)からコスモス(秩序ある世界)ができるためには何か大きな意志が働いたのではないだろうか。それを法則と呼ぶのか神と呼ぶのかわからないが、そうしたものに対していつも畏れをもっていたい。

作品名 風の標識N0.5   1986白御影石
             H3,600×W700×L700       

作 者 大成  浩 (OHNARI  HIROSHI)

作者のことば

 これは、風の音叉である。時を越えて流れてきた風、それは、人の歴史であり、宇宙の歴史である。この彫刻により、その風は振幅、増幅され、次の時の流れへと共鳴していく。これは、その風のための指針であり、入り口であるが、苦しみや悲しみを乗り越えて、逞しく生きる人の為に、安らぎと平和をねっがった道しるべでもある。

作品名  WAVE(波)     1986 コールテン鋼         
              H2,100×W800×L400m/m  

作 者   山崎 哲郎 (YAMAZAKI  TETSURO)

作者のことば

 これは、An after image(残像)シリーズの一つで、古い枠にとらわれず、絶えず新しく生まれ変わろうとする姿を表現しました。題名は、次に生まれ出るものへの予感も含めてWAVE(波)と名ずけました。この作品は、金属彫刻を始めて間もない頃の、自分もこうありたいと思う自分自身へのモニュメントでもあります。

作品名  天空へ   1987 ステンレス・黒御影石         
              H1,600×W2,800×L600m/m  

作 者   三水  弘 (MITSUMIZU  HIROSHI)

作者のことば

 局面で立方体を2等分割して対角線上に構成し、その断面を天空に向け対峠させた形態です。金属局面の輝きの中に、時空を写すと共に、天空に向かって形態的発信をしているものです。
作品名  YURERU 1987 イタリア産白大理石・御影石         
              H2,800×W1,800×L600m/m  

作 者   山田 將晴 (YAMADA MASAHARU)

作者のことば

 「造形物と設置空間(公的なもの)」の関係はその環境との強調、融和がなければ必然と人々の視界には入り込まないものになってしまいます。平和公園から来る私のイメージは「水平と垂直」、その緊張感の中にリズミカルな物体を浮かべたらー、明るい快い空間のスパイスとして存在することを願い制作しました。
作品名  時の座   1988 白御影石・黒御影石         
              H350×W1,500×L1,500m/m  

作 者   宇納 一公 (UNO KAZUHIROI)

作者のことば

 白御影石と黒御影石製の三枚の座布団には、先ほどまで誰かが座っていたかのような痕跡が残っている。胡座をかき、正座をしていた人たちは、どこへ行ってしまったのだろうか。
 春夏秋冬 時は移っても、この座はいつまでも主人の存在を記憶している。
作品名  鳥と少年  1988 ブロンズ・御影石         
              H3,600×W2,000×L2,000m/m  

作 者   津野 充聡 (TSUNO MITSUTOSHI)

作者のことば

 少年の限りなく広がる未来への夢。新しい世界を切り開く若い力。その未知なる可能性を、鳥と共に螺旋状の形態の中で表現しました。
作品名  群集A  1989 黒御影石・ステンレス         
              H2,030×W1,190×L580m/m  

作 者   古島  実 (KOJMA MINORU)

作者のことば

 先年、イタリアを旅行したときの印象を表現したものです。ある田舎町に沢山の家々が、寄り添うようにひしめきあっている様が大変美しく感じられました。そのような情景を想像していただきたいのです。
作品名  憩い  1989 蛭川御影石・アルミ鋳造        
              H1,600×W1,600×L1,600m/m  
             H1,620×W1,360×L1,360m/m                 
             H2,300×W950×L750m/m   
              
作 者   竹原 裕 (TAKEHARA HIROSHI)

作者のことば

 都市や自然の空間における造形作品は、単体としての意味から、作品と周囲が反応し響きあう空間、すなわち、「環境」としての意味に変容する。幾何学的形体に一定の規則や法則があるとしても、それらを自然界からの遊離でも同化としてでもなく、空間の中に自然と人工との心地好く、際立った「環境」の創出を企画しました。
作品名  光のかたちU  1989 白御影石         
              H3,000×W700×L7000m/m  

作 者   近藤  均 (KON KIN)

作者のことば

 一つ一つは同じ形ではありますが、それを9つ積み上げることで全体としてやわらかな曲線と曲線のリズミカルな流れとこの塔が空へどこまでものびる無限性をテーマとして制作しました。
 そして、その曲面に様々な角度から光を受け、それを反射し、光を感じる"生命体”として存在しつづけて欲しいと思います。

      戻る